「心の絶対法則」内海聡著を読んで
コロナ騒動の2020年終盤に合わせたかのような。
ドラマを内海式で見てしまうようになりました(笑)
「35歳の少女」
「先生を消す方程式」
深層心理を突いたり、自分の無様さを認めなさい!といったセリフがあったりして、結構楽しめます。
本分より抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人類全体が大した存在でなく、自分など癌細胞以下のゴミだとわかれば、いちいち人に何をいわれても気にならない。かかわっている誰とも特別深入りしないだろうし、誰が正しいとか、そういう発想もなくなる。・・・・・・・少なくとも多くの点で執着から解放されるだろう。・・・・・・・それを邪魔しているのは結局のところ自分のガラスのプライドであり、そのガラスのプライドを満たすがためのあらゆるごまかしである。この原則を「反動の絶対法則」と呼ぶのだ。
中略
専門知識を持つ者、プロ意識を主張する者、正しく伝えよという者、こうあるべきだと述べる者、オタク知識を持って喜んでいる者、これらはすべて正義という「精製品」による究極の依存症だが、自己の依存には気づかない。
愛や癒しを求め続ける人たちを見ればよくわかるが、依存症とは、何をどう取り繕っても、「(自分を)わかってほしい」という願望なのである。
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わたくし、昔々だったらそろそろ寿命年齢にもかかわらず、いまだ何かを探し求め、執着し、妬ましい気持ちがあることに苛立ち、でもその原因を見つけることは先送りにしてきました。
子であり、親であり、妻であり、友人であり、仕事人であり。
どのシーンにおいてもわかってもらいたい、他者をコントロールしたいという気持ちがあることを認めているし、過去に謝り手放そうとしてきたつもりだったけれど、まだ自覚にはまったく至っていおらず、深層心理に気づいていないことを自覚w。
執着や強迫や言葉だけの正義に溺れていちゃいかんのですと。
本文より抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何歳になっても新しい自分を構築していくこと、自分に働いている反動を常に自覚すること、いうよりも先に行動していることで、やっとスタートラインに立っているだけに過ぎない。
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もう少し母親業に重心がある時が続きます。いつの時代も、新人類・今どきの若者・ゆとり世代・世代格差・デジタルネイティブのように若者を表す言葉がありますが、娘のようなこれから大人になっていく世代と比べると、自分の幼少期、青春時代は、なんとぬるく、ゆるく、平和だったことか。世の中を諦めずに、やりがいだとかなんとかを見つけていってほしいなあ。彼女が自分で歩んでいけるようになるまで、産んだ以上は衣食住を確保する責任はあるけれど、余計な親心はしまっておかないとね。
この2~3年の抗えない年齢による心身変化と、娘の大学受験も控え、小さな転換に過ぎませんが、これからどう行動しようかと考える年になりました。