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必要な方に届きますように④

2013年4月、東京御徒町にTokyo DD Clinic開業と共にNPO法人薬害研究センターの運営スタッフとしてお声掛けがあり働かせていただくことになりました。

それまでの活動の引き続きでもありましたので、当初はほぼ100%が向精神薬の減薬断薬を希望する患者さんでした。長いこと調剤薬局にいたので驚きこそしませんでしたが、経験したことのない対応の毎日でした。患者さんは、精神科領域の構造への理解を深める勉強をし、減薬と共に低温サウナでの解毒、栄養補助と食事の見直しなど断薬プログラムのための通院をします。ご本人の発想の転換と深い理解、家族や周りの人の理解と協力がなければ、なかなか厳しい道のりで、すべての人が断薬に成功するわけではありませんが、卒業できた方はそれぞれの思いを一言クリニックの掲示板に残していかれ、それを読むと一人でも多くの人があとに続くとよいなと思います。

その後保険診療から自費診療への切り替えと「医者に頼らなくてもがんは消える~内科医の私ががんにかかったときに実践する根本療法」が出版されたことによって、がん、難病など様々な病態の方やご家族が来院されるようになりました。

2015年頃から、精神セッション、食事指導、ホメオパシー医学、量子医学、東洋医学、キネシオロジー、温熱療法、アロマテラピーなどを患者さんに合わせて組む内海式プログラムが整っていきました。

内海氏はクリニック以外にも、通販運営会社、保育園事業、多機能型就労支援事業などの経営、日本母親連盟の代表を務め、多方面の団体や企業とかかわられてこられました。中には袂を分かつことも多々・・多々・・

陰謀論者だとか偏っているとか、またその直球すぎる物言いに、あからさまに嫌いと言われたり、批判されること多々・・多々・・

私はそれらのほんの一部しか知りませんが、師事する気持ちは変わりません。常に表と裏を見る洞察力と、歴史や基礎の知識量はまねできるものではありませんし、医学に対する一貫して変わらない姿勢が納得いくものであり、広い範囲で道しるべとなることを示し続けている姿を見ているからでしょう。

医者なんてやめたいだの虚無主義だのしょっちゅう言っておられますが、ある時クリニックの存在意義についてこう話しているのを聞きました。

「神ではないので絶対に治しますとは言えない。しかしながら、DDクリニックとの出会いが、その人が何のために生きるのかと問い直すきっかけになってもらえたら、少しは医師をやっている意味があるのかと思う」と。

何のために生きるのかなんて、なかなか一言でいえることでもありませんが、少なくとも自分なりの健康で暮らし、まあまあいい人生だったなと言いながらあの世にいけるようなそれまでを、と思います。つづく